ELECOM RECRUITING 2017

Story

あの商品はこうして生まれた。

#3 ヘルスケア部門 開発プロジェクトストーリー

Project Member

商品開発部 エレコムヘルスケア課
メディカルデバイスチーム
チームリーダー 2012年入社

岩本 修

ヘルスケアの市場で、イノベーションを起こせ!

『管理医療機器』の高い壁。 それを、どう打ち破るか?

 家庭用医療機器やヘルスケアアイテムの開発を担当しています。商品としては、PC用メガネ、補聴器、活動量計、リラクゼーショングッズなどです。中途採用の私は前職で新規事業を担当していました。そのことから、社内インキュベーション(新規起業支援)として新しいヒットを飛ばせの指示があったのです。そこで初めて開発したのが、ブルーライトをカットするPC用メガネです。今考えると、これがヘルスケア事業の走りですね。 
 入社2年目、社長から新たな指示がくだりました。「補聴器の開発」です。今販売されている補聴器は高価すぎる。エレコムなら、もっと安くスタイリッシュにできるはず。それが人々の“ライフスタイルイノベーション”になるという考えです。早速取りかかったのですが、すぐに壁にぶつかりました。補聴器は『管理医療機器』であり、勝手に製造や販売ができないのです。製造者にも販売者にも、国の許可が必要でした。まず許可を持っている企業からOEMとして調達しましたが、メーカーとして自社ブランドで勝負したいという思いは消えず、悩み続けました。

新しい会社を設立させたい。
それが、最初の突破口になる。

『第二種医療機器製造販売業』(管理医療機器を製造販売できる許可)を取得するには、製造や販売段階に厳しい規定があり、エレコムのシステム上では膨大な時間と工数がかかります。そこで思いついたのは、新たに子会社を設立して、そこで業許可を取得する方法です。しかし、一社員の提案で子会社設立なんて、到底不可能と思っていました。しかし、葉田社長からは「やってみろ!」の答え。「参入障壁が高ければ高いほど、競合は少ない。勝てる!」が、その理由です。PCサプライの分野では、エレコムは新規参入であっても常に勝ち続けてきました。そのノウハウがあれば、必ず勝てる。それが、エレコムスタイルです。
 GOは出た。次は、時間との闘いです。少しでも早くエレコムヘルスケア製品だけの売り場をつくりたい。しかし許可申請に時間がかかり、新商品を生み出すのも数年かかります。エレコムの強みであるスピードに追いつかない。苦しみながらもプロジェクトを、今進めている最中です。これを乗り越えれば、社内に今までなかった新しいノウハウが蓄積されるはずです。

新会社を設立。許可を取得。
さあ、次のイノベーションへ!

 ヘルスケア事業の起ち上げの話があった時、直感で「できる!」の気持ちだったんです。しかし医療機器という新しいジャンルは、想像以上に難しい障壁でした。管理医療機器の製造・販売では、「承認」許可と「認証」許可で、内容やコスト、申請期間まで全く異なりますし、対象機種も複雑化してきます。例えばBluetoothを使ってスマホと医療機器を連動させるだけでも、新規性の高い「承認」になるのか、単なる既存製品のカスタマイズとしての「認証」かで、認証機関から結論がなかなかでません。本当に壁だらけなんですよ。でも、家電量販の現場からは、家庭用医療機器にぜひ参入して欲しいという強い要望がありました。だからこそ、なんとか突破したい。その一念でした。
 2015年2月に新会社エレコムヘルスケアを設立し、5月には『第二種医療機器製造販売業許可』を取得。私たちは壁を打ち破れるところにきています。スマートフォンやタブレットというデジタルをスライドさせ、医療の分野で“ライフスタイルイノベーション”を起こす。それが、エレコムにとっても大きなイノベーションになると信じています。