キャリアストーリー

営業、企画、開発で根を張らせた
売上にもモノづくりにも不可欠なネットワーク

2014年
量販首都圏支店に配属。千葉エリアの家電量販店を担当。
中小規模の量販店担当となり、数多くの店舗を担当。効率的な営業を行うための
段取りを工夫し成果を上げる。
2016年
量販首都圏支店。埼玉エリアの大手家電量販店を担当。
売り方だけでなく、エンドユーザーの視点で製品そのものの改良点など自分なりの
気付きを見出すように。
2017年
量販営業企画チーム。
様々な職種の社員とのやり取りや調整業務を通じて信頼関係の構築、協力することの
大切さを学び、大きな成長を実感。
2019年
商品開発部サプライチーム。
入社前から抱いていたエレコムグループでの製品づくりに直接携わるという目標が
現実のものとなる。
2021年
商品開発部デジタル雑貨チーム。
「楽しんで働く」をモットーに、働く環境が人を成長させると考え、自ら率先して
社内環境の向上を目指し奮闘中。
営業や営業企画の経験を
商品開発にも活かしてより良い製品を作る。
量販営業からキャリアをスタートさせ、売れる仕組みを作り出す営業企画チーム、そして新しい製品を生み出す商品開発部と経験してきましたが、これは社内でもあまりないキャリアかもしれません。

入社1年目は千葉県での量販営業から始まりました。私は郊外にある中小規模の30~40店舗を担当。移動時間が長いので、他の社員と比べると営業活動に割ける時間が必然的に少なくなります。そのため、いかに効率良く営業するかが重要で、2年間でその段取りを身に付けることができました。

3年目には大型の家電量販店を担当。都市部にある大型店では競合他社の営業担当と鉢合わせになることも多く、今まで以上に負けたくないという意識が強く芽生えました。信頼関係を築くために担当の方への連絡を密に取るだけでなく、エンドユーザーに当社製品を手に取っていただく際に重要となる製品をアピールするためのポップなどの販促ツールづくりにも注力しました。

そういった営業活動の中で、製品に対して改良点など自分なりの気付きを見出すようになりました。製品改良を実現したいという想いが高まったため、開発部へ直接意見を言える機会が多い営業企画チームへの異動を希望しました。

営業企画の仕事は、製品の事業計画を立てることから始まりました。売上を上げることを目的とした販売予測や製品ラインナップの分析、営業用資料の作成、注力すべき季節商材の販売施策の立案なども行います。また、営業部と開発部を繋ぐという重要なミッションもあります。双方の要望や意見がスムーズに伝わり、良い製品が生み出せるよう折衝します。交渉に詰まることもありましたが、いろいろな人と関わることができたことは大きな財産になりました。
信頼関係の構築は日々の努力の賜物。
製品づくりにも、自分の成長にも繋がる。
営業企画チームでは営業や開発、調達、販促チームなど様々な関係部署との連携が必要でしたので、社内において幅広い人間関係を構築することができました。自分で判断すべきことも多かったため、自己成長した時期だと感じています。
特に日頃から各所に対して良好な関係を保つことを心掛けて行動していました。そうすることでいざ何か困難な状況に陥った時には、快く協力してもらえるからです。
信頼関係の構築は一朝一夕にできることではないため、本当に些細な心遣いの積み重ねが肝要になってきます。エレコムグループの社風として、自分で考えて行動することを求められることが多いため、そういったことを素養として持つ人が多い傾向はありますが、それは決して、自分一人で仕事を行うということではありません。
社内には様々な得意分野を持つプロフェッショナル人材がいます。それぞれの力を集結して助け合いながら進めることで、結果的により良いモノづくりができたり、自分自身の成長や自分が望むキャリアアップにも繋がると実感しています。事実、私が営業企画での2年間で得た人脈は、開発の今も大いに活きています。
営業企画で充実した日々を送っていましたが、開発の人と接する機会も多く、入社前から抱いていたエレコムグループでの製品づくりへの思いが大きく膨らみました。そして、自分自身がモノづくりに直接携わる側になった景色が見たいと、満を持して商品開発部への異動を志望しました。商品開発部には営業部から異動してきた人は多いですが、営業企画チームを通ってきた人はあまりいないので、自分の経験がより良い形で実を結ぶことができればと思って仕事に取り組んでいます。
売場づくりの面や価格面などでの営業目線に加え、使用素材や技術的な部分で開発として維持したい点も考慮しながら、エンドユーザーにとってより良い製品、売れる製品づくりを目指していきたいです。
新しい製品カテゴリを立ち上げることも
楽しい職場づくりも、自分発信で進める。
エレコムグループには約2万点の取扱製品があり、月に100~300もの新製品が登場しています。市場に新しい製品をどんどん生み出すだけではなく、取り扱ったことのない製品カテゴリを立ち上げることにも積極的な会社です。

例えば、加湿器やゴルフ、フィットネス製品などを扱うヘルスケア製品群は、エレコムグループの中でも新しいカテゴリです。こういった新しいカテゴリを立ち上げることは決して容易ではなく、企画、開発、営業など関係各所が同じ方向を目指して進むことができる社風や環境があるからこそ成せることであり、それがエレコムグループの魅力です。

今後は、3つの部署を渡り歩いてきた経験を活かし、売れる製品づくりや売場づくりから、スムーズに社内調整を進める交渉術などを駆使して、エレコムグループではまだ扱っていない新しいカテゴリを立ち上げたいという野望があります。実は既に、いくつかの提案が検証段階に入っており、今後が非常に楽しみです。

商品開発部は新しいものを生み出し続けることが重要任務のひとつですので、常に時代の先を読み取って社会に提案していく必要があります。しかし、あまりに先を行き過ぎると、現在のニーズと合致せず、失敗に終わってしまいます。そのあたりのタイミングやバランスを計ることも、難しいことではありますが、商品開発部に課されているミッションです。

3つの部署を経験して思うことは、自分自身が楽しんで働けているかどうかが、仕事の結果にも影響するということ。そのためにはまず、働く場所である社内環境の心地良さが大切です。自分の周りの人と良い関係が築けたら、仕事がしやすい、楽しいと思える職場になると思います。だからこそ、率先して周りの人に声を掛けますし、人と人を繋ぐパイプ役や交渉ごとも進んで行います。誰かが動いてくれるのを待つのではなく、自らが動いて環境を良くしていく、その結果、自分のしたい仕事もできるようになり、より良い製品づくりにも繋がると考えています。
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