キャリアストーリー

様々な販売チャネルを経験する中で挫折と
昇進から学び得た相手視点。

2014年
量販九州支店に配属。福岡エリアの家電量販店を担当。
家電量販店における売場づくりの提案を継続して行うことで基礎を学ぶ。
2015年
九州支店。特販営業。ディスカウントストアやパソコン専門店の
本部を担当。
異なる営業手法に苦戦するも知恵と工夫で活路を見出し、大きな経験を得る。
2017年
特販支店。ライフスタイルショップの本部を担当。
お客様が重要視する情報を基に製品提案を行い順調に成果を上げる。
2018年
特販支店。課長に着任。ディスカウントストアや大学生協、
免税店などを担当。
部下育成を通じて自分自身も多くのことを学び、共に成長する喜びを知る。
2020年
量販首都圏支店。大手家電量販店本部を担当。
部下の主体性を尊重し前に出すぎずフォローや関係各所との連携に注力し
営業課長としての役割を意識したマネジメント手法を身に付ける。
2021年
通販支店。
営業課長として、常にどうあるべきかを考え、自問自答する毎日。
やりがいをもって働ける組織を目標に日々勉強中。

※本部担当とは:家電量販店やライフスタイルショップの本部バイヤーへの商談を担当します。
主に新製品の導入や展開方法を交渉したり、セット販売といった施策等の提案を行います。

多種多様なお客様で失敗と成功を経験。
営業ノウハウを積み重ねた
入社以来ずっと営業部に所属していますが、様々なタイプのお客様を経験し、いくつもの営業ノウハウを蓄積してきました。
1年目は福岡や佐賀の家電量販店を担当する量販営業部に配属。パソコンやスマホの関連製品をメインに、店舗での売場づくりの提案をしました。2~3年目は福岡に本社があるディスカウントストアやパソコン専門店の本部担当になりました。

1年目で担当した量販店では4,000アイテムほどの当社製品を扱ってもらえますが、ディスカウントストアの販売主力製品は雑貨や食品なので、取り扱い点数は500アイテム程度に減ります。また、取扱製品はメモリカードやインク、スマホケーブルなどの買回り品が多く、かつお客様のお買い求めしやすい価格帯が売れ筋となります。

量販店では「エレコム」というブランドで交渉しやすいこともありましたが、ディスカウントストアでは、エレコムの取引規模や実績がまだ浅かったので、量販店時代と同じ製品、同じ営業スタイルで交渉を進めても、全くうまくいきませんでした。2年目の最初はそういった挫折の日々を過ごしましたが、3年目にはお客様との距離も縮まっていき、商談の成功率も上がっていきました。
部下を持ったことで自らを知り、
価値観の転換期を得る。
4年目は東京に異動し、ライフスタイルショップの担当になりました。量販店以外のお客様のことをエレコムでは「特販」と呼びますが、同じ特販でもディスカウントストアとライフスタイルショップとでは、売れ筋製品も店舗バイヤーの考え方も異なります。福岡で挫折と克服を経験したあとだったので、うまく乗り切れる自信はありましたが、またイチから自分の営業スタイルを構築しなおさなければならないほどの違いがありました。
まず、このショップで好まれる製品傾向やエンドユーザーの特徴、ショップの世界観の理解と分析に努めました。福岡での3年間は売れ筋データや製品の機能性などをもとに製品提案をすることが多かったのですが、ここではエンドユーザーの行動傾向を良く知る店舗バイヤーの意見や考えを最大限に引き出し、そこに提案すべき製品をはめていくスタイルを取りました。この時の経験は、エンドユーザー視点が一層重要になる今の通販営業の仕事にも活かされています。
5年目で営業課長に着任。部下のマネジメントもしながら営業課の成績も上げなければなりません。それなのに、課の営業成果はなかなか出ず、何よりも部下が楽しく働いていないことに気が付きました。福岡での新人時代、自分本位のやり方は失敗すると痛感したにも関わらず、目指していた課長職に就けたことで力んでしまい、自分の考えを部下に押し付けてしまっていたのです。
それからは、どうすれば部下が伸び伸びと仕事ができるのか、試行錯誤の日々が始まりました。それぞれに合わせた接し方を心掛けました、と言うのは簡単なことですが、現実はそううまくいきません。一歩進んで二歩も三歩も下がる…。そういったことが続きました。押し付けではなく待つこと。本心を見つけるために寄り添いながら並走していくことを肝に銘じました。部下を育てているようで、実は自分自身が育てられていると、多くの気付きを得た1年でした。
営業課長としての任務と、営業マンとしての成果に
愚直にひたむきに取り組んでいく。
営業課長としての在り方を模索している中、7年目に大手家電量販店の本部担当に異動になりました。4年ぶりの量販店担当で、かつ当社がその店舗の中でも大きな売上を占めているという状況でしたので、営業担当としての自分の立ち位置をまた少し変える必要がありました。

既に関係性のできているお客様ということもあり、必要なことを真正面から端的に伝える手法が必要でした。また、その部では営業課長である私の経験が一番浅いこともあり、良い意味で肩の力が抜け、マネジメント面での困難は減ったように思います。部下が真摯に仕事に打ち込んだものの最終的に商談がまとまらなかった時や、関連部署との連携が必要になった時などに、自分が矢面に立つ役割に専念しました。

営業課長としては今も、部下が成果を出せるようサポートしたり、やりがいを引き出せるような人になるには何が必要なのか、どう行動すべきなのかを常に考えています。
通販営業部としての成果についても貪欲に取り組み、売上の成果を出していくことが使命だと思っています。当社製品は店舗販売が主軸ですので、通販サイトにおけるシェアはまだ高くはありません。売れる仕組みづくりも、ノウハウの蓄積も進行形ですが、今後、リアル店舗だけではなくWEB上でも売上の拡大を図っていきます。そのためには誰かがやってくれるのを待つのではなく、通販サイトには何が足りていないのか、エンドユーザー目線に立った分析や提案をし、社内外に対して自分から発信し続けていきたいと考えています。
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