キャリアストーリー

膨大な情報が溢れるeコマースの世界で、
望むものを望まれる場所へ、確実に届ける。

2011年
量販関西支店に配属。家電量販店や大学生協を担当。
大型家電量販店を担当するという目標に向かい量販営業の基礎を習得。
2013年
量販関西支店。大手家電量販店の専属担当。
強みと感じていた営業手法が通用せず戸惑うも、一から信頼関係を構築し、
店舗の売上向上という実績を積み上げながら着実に成果に繋げる。
2015年
量販首都圏支店。大手カメラ量販店を担当。
流行の移り変わりが激しい首都圏特有の購買意識に対応した売場提案を推進。
地域に合わせた量販営業スキルを身に付け成長。
2016年
量販首都圏支店。大手カメラ量販店本部を担当。
新規カテゴリであるヘルスケア製品の担当となり、経験外の営業スキルが求められるように。
自分も動き、人も動かす。社内調整のノウハウを学ぶ。
2017年
商品開発部ヘルスケアチーム。スーパーバイザーに着任。
開発部付けの営業という今迄になかった職種、役職に抜擢。ヘルスケア製品の拡販に尽力。
2019年
通販支店。課長に着任。
営業時代に培った相手の話を聞くスタンスを心掛け、コミュニケーションを通じて部下の
信頼を得るマネジメントを推進中。

※本部担当とは:家電量販店やライフスタイルショップの本部バイヤーへの商談を担当します。
主に新製品の導入や展開方法を交渉したり、セット販売といった施策等の提案を行います。

憧れのステージに行くために
等身大の自分より一歩先へ。
2011年に入社し、関西支店の量販営業に配属されました。担当は北近畿エリアの家電量販店や大学生協です。先輩の一人が日本で一番大きな家電量販店を担当していたこともあり、私は慣れない仕事を覚えていく中で、先輩のような店舗を担当してみたいと思うようになりました。当時は大手カメラ量販店を担当している女性社員はいませんでしたが、1年目、2年目にしっかりと成績を残せば声がかかると考え、目標達成を目指しました。
そして2013年、大阪・難波にある大手カメラ量販店の専任に採用されました。念願の専属担当でしたが、同時に大きな壁にぶち当たりました。北近畿エリアでの営業では、私の持ち前である親しみやすいというキャラクターを活かした商談を行っていたのですが、都市部の大型店ともなると、その手法は全く通用しなかったのです。
そもそも私は異動してきたばかりで、お客様からの信用が一切ない状態でした。そこで、まずは信用を勝ち取るところから始めなければと、担当者・店長に会うため、毎日店舗を訪問しました。月1回の店長商談では、実績を明確に数字で表しました。そんな中で気付いたのは、人を巻き込んで仕事をすること。自分の力だけではどうにもならない時は、上司はもちろんお客様も巻き込み、双方にとってメリットが生まれるように動きました。
成果が出始めたのは、担当になって半年が過ぎた頃でした。あるモバイルデバイスの売場レイアウトを当社に一任してもらうことになったのです。それまでの努力が報われた瞬間であり、お客様が満足できる結果を出したことで、それ以降次々と相談をいただくようになり、提案も通るようになりました。
充実した2年が過ぎ、2015年からは首都圏支店に異動になりました。新宿・渋谷店の大型店担当になったのですが、これまでとは規模も大きく異なり、商談で会う人の数も急増しました。ここでもまた信用を得ることからのスタートです。
異動前と同じく、お客様が忙しい中で確実に商談時間を確保するために相手の出勤スケジュールを把握し、週次、日次でなにをどうするか、製品提案も含めスケジュール管理を行い、午前中は新宿、午後は渋谷というようなルーティーンで訪問。首都圏は製品の流行も移り変わりが早いので、その都度売場の改装をし、店舗でのイベントも必ず手伝い、人となりを知ることから努め、着実に結果を残していきました。
新規で始まったヘルスケア事業で
新たな挑戦に心を躍らせる。
2016年からは大手カメラ量販店の本部担当に配属されました。本部担当になることは入社当時から目標にしていたことでした。念願が叶いましたが、これまでは社外との交渉が多かったこともあり、当初は社内調整の難しさに戸惑いました。
担当していたジャンルはヘルスケア。社内では新規カテゴリなので、売場展開を始め商談もこれまで通りのノウハウだけでは追い付きません。
そこで、誰もが見て分かる売り場作成の指示書を作成したり、各店舗担当営業の方に実行してもらえるかを考え模索しました。そこで痛感したのは、快く動いてもらうためには、まずは自分が動くこと。「一緒にやろう」と声を掛け、私も各店舗担当に同行して営業活動を行いました。出張も多く経験しましたが、各店舗担当に寄り添って活動することで製品に懸ける思いも共有することができ、着実に売上という成果につなげることができました。
各店舗担当の皆さんの協力もあり、担当していたカメラ量販店で展開したヘルスケア用品の実績を評価され、2017年に大阪本社の商品開発部ヘルスケア課に異動になりました。当時の開発部リーダーに「専任で営業してほしい」と声をかけていただき、スーパーバイザーという役職で、ヘルスケアに特化した営業をすることになりました。開発部付けでの営業はエレコムグループでは初めての事例で2年間担当しました。
着任当時、エレコムのヘルスケア製品は今ほど認知度がありませんでしたが、カメラ量販店の本部担当で培った営業ノウハウを活かして積極的に営業活動を行いました。徐々にではありますが売場も確保することができるようになり、認知度のアップと共に売上も伸ばすことができました。あっという間でしたがとても充実し、成長できた2年間でした。
道なき道を開拓してきた経験を、
後輩が進むべく選択肢のひとつに。
そして2019年に現在の通販営業に異動になり、営業課長に着任しました。直後のコロナ禍でのテレワーク需要で、eコマースが好調になったということもあり、業績を表彰していただくこともありました。それは私だけの力ではなく、部下の協力はもちろん関連部署との社内連携、そして時流も影響しています。数字に表れるような分かりやすい成功も嬉しいですが、営業課長になってからは部下の成長や業績アップの方に喜びを感じています。
営業課長職では、当然新人教育の任務も含まれています。部下に接する際は、部下もお客様だと思って、親身に接するよう心掛けています。私に相談したことが売上に繋がると、部下から相談をリピートされますし、なんといっても信用してもらえるため課内でのコミュニケーションも大事にしています。
相手を知ることに重点を置き、相談しやすい環境を整えます。いずれも量販営業時代と同じです。全ての仕事は繋がっているのだなと思います。また、自分ができないことがあっても、周囲に知恵があれば前進できる。円滑なコミュニケーションを取りながら、人を巻き込んで業務を進めるよう心掛けています。
私が2013年に専属担当になった時、女性の担当者はいませんでした。しかし、今は大手家電量販店の営業は女性も担っています。また、大阪本社で開発部専任の営業を担当したのも、エレコムグループでは初めての取り組みでした。当時のように社内で新たな取り組みが生まれる可能性はゼロではありません。
私自身の最も近い目標は、営業支店長昇進です。結婚したこともあり、今後は出産、子育ても考えていかなければと思っていますが、それを踏まえたうえで新たな働き方を示せるよう、自分が進むことで作られるひとつの道筋を後輩たちに残していきたいと思っています。
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