ELECOM RECRUITING 2017

年次なんて関係ない。
自分のデザインを世界へ。

商品開発部 開発3課
I/Oデバイスチーム 2009年入社

佐藤 慶太

欲しいと思える本質を導き出し、磨き上げることでベストセラーを目指す。

 私は現在マウスとイヤホンのデザインを担当しています。新製品の開発には2つのパターンがあり、上司や企画担当から与えられたテーマに沿うもの、もうひとつは開発担当とデザイナーがタッグを組んで新たな企画を創り出す場合です。前者は意外性のあるテーマを元に進める場合もあるので、そのつど頭を抱えますが、目指すべきゴールに近づける楽しさがありますし、後者にはマーケティングから始まり、ゼロから創り出すおもしろさがありますね。
 例えば、2013年に開発したマウスのEX-Gシリーズ。最優先したのは「握り心地」です。ただ、心地よいだけだと製品に触れなければ握り心地のよさが伝わりません。触れなくても納得させられる裏づけが必要です。試作を繰り返し、数十人にヒアリングを重ねていくことで見落としていた“気づき”がありました。そこに着目し、その価値を磨き上げることだけに集中しました。その結果、当社のシェアを大きく伸ばすことができました。 私は常に、「欲しい」と思わせる本質を突いたデザインを目指しています。一切妥協はしません。自分の手掛けた製品が売れたり、メディアで取り上げられる時もありますが、けなされる時もあります。それでも新しい課題が見つかったと考えれば、自身のステップアップに繋がります。

自分の作品を買ってくださった瞬間。あの時の喜びを、決して忘れない。

 入社1年目にデザインしたマウスパッド。テーマは「疲労軽減」。素材に、F1マシンのシートに使用されているものを採用しています。すでに別の製品に使用されている素材でしたが、それを「疲労軽減」というテーマに置き変えたんです。効率良く体圧分散できる形状・角度・パッドの大きさを導き出すために、デザインモデルを30以上削り出し、リハビリテーションセンターや製造工場に何度も通って、「疲労軽減」を突きつめていきました。
 一番うれしかったのは、店頭でお客様がこのマウスパッドを買ってくださるのを見た時です。柱に隠れて、その方に深く頭を下げました。自分がデザインした製品に、お金を払っていただける。喜んでいただける。これが、プロダクトデザイナーとしての喜びだと、最初に感じた瞬間でした。その後、このマウスパッドは、グッドデザイン賞を受賞。さらに、アメリカのMoMA(ニューヨーク近代美術館)でも発売されました。

国内外のデザイン賞を次々と受賞。でも、まだ挑戦は始まったばかり。

 美術系の高校に通っていた時、たまたま応募した『毎日・DAS高校生デザイン賞』でグランプリを受賞。大学時代には、『日・EUデザインコンペティション』で特別賞をいただきました。就活では文具や家具メーカーも受けましたが、そこではデザインが分業化されていたんです。やるのなら、デザインからパッケージまでトータルでプロデュースしたかった。それが唯一可能だったのが、エレコムでした。
 入社して以来、グッドデザイン賞とiFデザイン賞を何度もいただきました。2014年には、2製品がグッドデザイン賞に輝きました。もちろん賞を獲ることが目的なのではなく、テーマとデザインがぴったりと合致した製品に仕上げたことが受賞に繋がったのだと考えています。 将来的には、今までとは全く異なるカテゴリーの製品を手掛けたい。新しいことに挑戦していきたいんですよ。このジャンルではどうするか、あの製品ならこうできるとか。新しいことを考えるだけで、もうワクワクしてきますね。

学生へのメッセージ

 本気でデザインを楽しんでください。
例えば、学生時代にコンペに応募する時のワクワク感ってありますよね。その気持ちを社会人になっても忘れないで欲しいのです。企業には競争があるので、売れることを前提に考えなければいけません。
好きなことだけやりたいのなら芸術家になったほうがいい。
 ただ、コストやスケジュールなど、与えられた条件の中で、いかに最大限パフォーマンスを発揮できるかがプロダクトデザイナーの醍醐味であり責務です。常に楽しむという気持ちと姿勢を持ち続けてください。
それが、デザイナーとして生きていくことに最も大切なことだと思います。