2009年入社

商品開発部
コンデクションデバイス課
デザイナー

デザインクオリティを高め
世界的なヒット商品を生み出したい。

説明せずとも意図が伝わるデザインを目指して。

商品の本質を際立たせ、パッと見た瞬間に説明しなくても使い方がわかるのが、いいデザインだと私は考えています。だからこそ、ファーストインプレッションを大事にデザインしています。商品の企画意図がしっかりしていれば、デザインは自然と生まれるもの。そのものの特長を聞いた時点で、どのようなデザインにすべきかが頭に浮かびます。例えばドライバーが2つ入ったイヤホンをデザインするなら、2つの部品が強調されたデザインが必然的に生まれます。あとはその2つを際立たせるように装着感を考慮してケーブルを配置していくだけ。そこには私のエゴは一切含まれていません。それこそ本質が際立つあるべき理想の姿。見た瞬間に「そうそう、これこれ!」って、みんながなんとなく思い描いている姿を具体化し続けたいと思っています。また、いいデザインは、社内の人たちにも誤解なく企画意図を理解してもらえ、営業の商談も進めやすい。そういった面でも、説明しなくても相手に伝わるデザインが不可欠です。さらに企画の意図を一発でわからせるための実証データなどを揃えることも時には重要。商品の良さを人に伝える工夫をすることも、デザイナーの仕事のひとつです。

競合メーカーの闘争心に火をつける。そんな商品を生み出す快感。

これまでデザイナーとしてたくさんの商品を手がけてきましたが、特に面白かったのが、トラックボールの仕事。2013年当時、開発のハードルが高いこと・プロユース向けのデバイスだというのもあり、国内外メーカーから新商品が長年出ておらず、市場は衰退傾向にありました。ただ、過去の商品をオークションで購入したり、同じ商品を複数買いするユーザーがいることがわかり、そこにニーズ・成長性があると私達は予測して新商品に取り組みました。製品のリリース直後、ユーザーがすぐに反応して、弊社商品では珍しく発売前から予約が殺到。 海外大手メーカーが長年独占していたトラックボール市場において、一気にトップシェアに躍り出ることに成功しました。その後も次々とニーズに合わせた新商品を投入したところ、海外大手メーカーが7年振りに新商品を発売。今まで市場の動きを伺っていた競合メーカーがついに立ち上がり、眠っていた市場を動かすことができたのです! その現場に関われたことはゾクゾクするほどの喜びで、大きなやりがいを感じました。トラックボールマウスのユーザーは、こだわりが強い方が多いので、商品に厳しい人たちに認めてもらえたことも大きな収穫。トラックボールマウスでは初の左手専用モデルも発売したところ、「エレコム、そこまでやってくれるのか!」「ありがとう、エレコム!」といったコメントを頂き、SNSで話題になりました。多くの人に選ばれる商品を作ることも大切ですが、マニアックな人たちの心を揺さぶる商品を作ることも重要。様々な商品がエレコムブランドにつながっていくのだと考えています。

後輩を育ててエレコムのデザイン力を高める。そこにやりがいを感じる。

エレコムでは、商品カテゴリーごとに担当デザイナーがいますが、今の私はカテゴリーをまたいで様々な商品を手掛けています。マウスやイヤホンもデザインするし、バッグのデザインもする。ジャンルごとにいろいろな気づきがあって新しい発想が生まれるので、デザインの幅が広がります。以前は自分自身がいいデザインをすることが楽しかったのですが、今は指導する後輩たちが育っていく姿を見ることの方が楽しく感じます。後輩がそれぞれの解釈でデザインができるように成長していくことが嬉しい。それは会社全体のデザイン力の向上につながることなので、僕個人の成長よりも、会社の成長へと興味が移ってきた感じですね。今考えているのは、もっと自分以外のデザイナーがカテゴリーをまたいで仕事ができる環境を創ること。エレコムは多彩なニーズに沿った商品を扱っていることもあって、デザインテイストも様々。いろんな個性のデザイナーが育って、それぞれのカテゴリーで世界に知られるブランドが誕生すれば最高ですね。また、現状ではカテゴリーごとに点在する後輩デザイナーを個別に指導しているので、どうしても指導にばらつきがでてしまう。そうではなくて、みんなに同じ内容を共有し、それぞれが自分なりに咀嚼してデザインを生み出し、さらにその下の後輩に教えるといった環境をつくりたいと考えています。

学生へのメッセージ

デザインをするときは、自分なりに企画意図を追求し、こだわりを持ってデザインしてください。そのためには自分のこだわりを明確にすること。見た瞬間に、「かっこいい!」「可愛い〜」と感じるものってありますよね。そのかっこ良さの理由をひも解き、言語化してみてください。それが、自分のデザインにおけるこだわりにつながります。会社では、デザインを専門としない他部署の人たちとも連携しながら仕事を進めるので、デザイン力だけではなくコミュニケーション力も欠かせません。だからデザイン以外の分野の人とも関わって、いろんな体験をして欲しいと思います。自分とは違う考えを持つ人と交流すれば、そこでしか得られない気づきが、きっとあるはずです。広い視野で世界を見て様々なところからインスピレーションを受け、自分なりのデザインを突き詰めてください。

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