ELECOM RECRUITING 2017

ターニングポイント
History
#1

「欲しい」がないから、つくる。
開発の原点は、自分自身。

Profile

佐伯 綾子

商品開発部 開発3課
スーパーバイザー
1997年入社

ベージュ、グレーのPCサプライに、
「カワイイ!」で風穴を空ける。

 メインとなる仕事は、ヘッドホンの企画、デザインと、そのディレクションです。その他にも、カテゴリーを跨ぐ商品のシリーズ提案や、業態の異なる外部企業とのコラボレーションなど様々なプロジェクトの企画・運営も行っています。
 私が入社した当時、PCサプライに「女性向け」の概念はほとんどなく、デスク周りは、グレーやベージュ、黒、白が中心。たまにあっても、きついピンクや紺といった程度でした。やがて起こった雑貨ブームを背景に、女性がデスクで使いたくなるモノを開発したいと思ったのです。当時、入社3年目でした。そうして企画したのが、『USAGUI LABEL』。うさぎをモチーフにしたステーショナリーシリーズです。周囲の反応は「う~ん、理解できない」でした(笑)。でもまあ、とにかくやってみようと。しかし、女性の「カワイイ!」という感覚は、男性にはなかなか理解してもらえない。そこで開発、営業、プロモーション、すべて女性だけのチーム『リボンプロジェクト』を発足させました。

売り方にも「カワイイ!」を。
使っている姿をイメージさせる。

 なんとか『USAGUI LABEL』シリーズができあがった。次は売り場をどうする? それが課題でした。雑貨店では製品をパッケージに入れて陳列しません。箱に入れたままでは、かわいさが伝わらないからです。でもそれは、家電量販店では難しい。『リボンプロジェクト』のメンバーや現場の営業と試行錯誤した結果、大きなクリアケースを設置し、中にパッケージから出した製品を置くことで売り場に並べることができました。「カワイイ!」を売るために、売り方も変える。量販店の現場からは、男性中心であったPCサプライの売り場に、女性に来ていただくきっかけができたと評価され、あるオフィス通販カタログでは特集が組まれるほどになりました。
 女性向け商品を考える視点は、KBF(キー・バイイング・ファクター)が最も重要です。女性は何を理由に購入するのか? 男性はスペックを重視する傾向があります。しかし、女性は違います。例えば、Bluetoothの無線スピーカー。いくらかわいくてデザインがよくても、「設定が難しそう」で却下されてしまいます。ユーザーメリットをわかりやすく明確にし、感覚的に興味をもっていただくこと。そして「これを使っている私って、ステキ!カワイイ!」をイメージできることも大切なのです。

ヒントなんて、社内にはない。
外に出て、異分野と組み合わせる。

 私の原点は、「欲しいものがない。だったらつくろう!」です。それが、エレコムのPCサプライ=デザインという評価の一端を担ったのではと思います。機器の色を変えただけ、カタチを変えただけでは、女性の厳しい購入意欲を刺激できません。女性向けの新しいヘッドホンを開発する場合にも、そのヒントは社内にはないんですよ。例えば、コスメショップやデパ地下のスィーツコーナー。そこには、家電量販の売り場にはない色や形状、スタイルがあります。そこから得たヒントと、製品に必要な品質や使い勝手、わかりやすさを合わせて商品に落とし込んでいく。その作業を大切にしています。
 エレコムでの開発の魅力は、「何でもできる」こと。やってみたいと思ったことにチャレンジできる。今もやりたい企画があります。これからどう実現していくか。それを構想している時が、なにより楽しいんですよ。